なんだかんだでラノベって大好きだわ。
読書を好きになるきっかけになったライトノベル
わたしにとって、ライトノベルってのは読書好きになったきっかけの一つなんですよね。
ライトノベルっていろいろな方面からバカにされがちではあるんですけど、本を好きになるきっかけってなんだっていいと思うんですよね。
ライトノベルだろうがマンガだろうがなんだっていい。楽しみ方は人それぞれなんだから。
ってことで、恩返しってのとはちょっと違うけど、わたしの思う伝説的なライトノベルってのを紹介していきたいとおもいます。
わたしの考える伝説的なライトノベル
基準はわたしの独断と偏見。なんか後世に影響とか与えてたらそれっぽい!みたいなそんなざっくりな選出。
でも結構いいとこ行くとおもいます。たぶん。自分のセンスには自身がありますんで。
つーことでいきますよー。
栗本薫 グイン・サーガ
ラノベ界の古典にしてラノベ界のこち亀。
期間100冊を超える長大な作品だが作者逝去により終了かと思われた。その後に複数の作家により続編が刊行されることにより、グイン・サーガは今でも続いている。
刊行冊数だけでなく、作者が死亡してなお拡がるその世界はまさにレジェンドの名にふさわしい。
神坂一 スレイヤーズ
これも文句なしでしょ、ライトノベル=ファンタジーって路線を確固たるものにした、文字通りの伝説的作品。
長編と短編という富士見ファンタジアのスタイルを確立させたのもこの作品では?
わたしとしても初めて読んだライトノベルで、激ハマりしたこのスレイヤーズ。つい最近まで短編は続いていたってのもおそろしい……
90年台のアニメブームを牽引した作品でもありますね。わたしにとっての林原めぐみさんは綾波レイでもなければムサシでも灰原哀でもなくリナ・インバースです。
秋田禎信 魔術士オーフェン
続いて富士見ファンタジア文庫より。スレイヤーズで確立されたギャグ・ファンタジー路線に加えてハードな要素を広めたのがこの作品だと思う。
個人的にはこの作品のギャグはピカイチだった。そういう意味では本編のはぐれ旅よりもギャグ短編の無謀編のほうが好きだった。
最近新シリーズが始まったという不死身っぷり。うーん、半端ないな。
高畑京一郎 タイム・リープ あしたはきのう
ライトノベルに分類される小説でありながら、SF小説としても高い評価を受けたこの作品。
ラノベならではの読みやすさと、タイムトラベルものとしての作りこみと、後年のライトノベルと一般エンタメ小説の境目をなくした作品の原点はこの作品だと思う。
青春モノとして読んでも面白い、間違いなく伝説的な名作。
上遠野浩平 ブギーポップは笑わない
セカイ系の代表作としても語られるブギーポップシリーズ。電撃文庫の位置づけを確かなものにした作品でもある。
後続に与えた影響もハンパなく、西尾維新や時雨沢恵一をはじめ後の売れっ子作家たちを執筆業界へ誘ったと発言しているほど。
ラノベ業界を語る上で欠かせない存在であり、この作品自体のおもしろさも相当なもの。
賀東招二 フルメタル・パニック
学園ミリタリーラブコメの決定版とかいうオンリーワンすぎるこの作品。
アニメ化だけにとどまらず、スーパーロボット大戦への参戦までした、間違いなく伝説といえる作品。
近年では作者を変えて外伝作品が刊行され、その世界観はいまだに広がり続けている。
さらにはここにきて4度目のアニメ化の決定。本編終了からもう5年以上経つというのに……
秋山瑞人 イリヤの空、UFOの夏
ラノベ界のセカイ系のハシリがブギーポップなら、このイリアの空、UFOの夏はそこにボーイミーツガールという要素を定着させた作品といえる。
ただそれだけじゃなくって、青春モノとしてのいつ読んでも色あせない独特の空気感など、ただセカイ系の代表作としてだけじゃここまで語られる作品にはなっていないだろうと思う。
それくらいに単純に一つの小説として名作と言っていい。
谷川流 涼宮ハルヒの憂鬱
とにかく話題になったこのシリーズ。これまでのライトノベルの枠というものを軽々と取っ払って、近年に続くなんでもありなライトノベルを作ったのは間違いなくこの作品。
とにかく萌えからSFから詰め込みまくりなのに、一つの作品としてまとまっていてとんでもなくよくできてる。
シリーズは継続中だけど、作品が大きくなりすぎたせいでプレッシャーがかかり書けなくなったという話も……。これもある意味伝説と言えるかな。
桜坂洋 All You Need Is Kill
まさかのハリウッド映画にもなった脅威のライトノベル作品。
定番のループものではあるけれど、ハードな世界観とアクション向きな設定はたしかにハリウッド映画には合っていたと思う。
ただ、ハリウッド映画化されたという部分にばかり目がいきがちだけれど、この作品は単純に面白い作品だってことはしっかりと言っておきたい。
西尾維新 化物語
何度もアニメ化されている人気シリーズ。
この作品の影響は功罪入り交じるというか、ライトノベルに会話劇というものを本格化させたというのは間違いなくこの作品の影響であると思う。
よくもわるくもフォロワーを生み出しやすい作風で、ある意味では今の混沌としたラノベ業界を創りだした作品の一つでもある。
伏見つかさ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
作品の内容というよりはタイトル。そういう点で後続にあたえた影響は計り知れない。
人気作では僕は友達が少ないだとかやはり俺の青春ラブコメはまちがっているだとかせんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?だとか。あ、これは改題前だ、刊行時のタイトルはインテリぶる推理少女とハメたい先生だ。
やっぱりいろいろとラノベ業界が混沌とした作品のひとつだと言っていいと思う。
川原礫 ソードアート・オンライン
この作品のヒット以降。ラノベ業界の大量のVRゲームを題材とした小説を溢れ返させた。近年ではダントツのヒット作品。
気付いたら時雨沢恵一がスピンオフ作品を執筆するなど、その世界観はどんどんひろかっていってる。
ただ個人的にはアクセルワールドのほうが好きだったり……。
つーか気付いたら現実に再現されそうになるなどえらいことになってる。
どれもオススメな伝説作品。ぜひとも読んでほしい
以上、個人的に考える伝説的ラノベ作品12選でしたー。
有名な作品ばかりな一方で、世代もあってわりと古めのものが多くなってます。
読んだことないって人も結構いそうな気がするので、これを気に過去の名作を手にとってもらえれば。
それではまたーねー。以上、あぽかる(@apokaru)でした。