元KAT-TUN、田中聖のソロ名義でのライブ、「TANAKA KOKI Presents Easter TOUR 2019」の名古屋公演を観てきました。
いまさら元KAT-TUNなんて言葉をつけるのはどうかとも思うんですけども、それでもやっぱりわたしにとっては聖のいたKAT-TUNが忘れられないよなーってのもあって。
KAT-TUNのライブはもちろんINKTのライブも行ったことはなかったので、この日が初の生の田中聖でした。
今に至るまで、ホントにいろいろなことがあった聖でしたけども、まずは観に行って良かったなって思えるいいライブでしたね。
ただライブを楽しんでいた
会場の池下 CLUB UPSETはキャパ200人程度の小箱で、かつては数万人の前でライブをしていたアイドルがこの規模のライブハウスで演るのってどうなんだろうなってのはずっと思ってました。
もちろんINKT時代にすでにライブハウスでは演ってたわけなので、いまさらではあるんですけどもわたしにとってはそこは結構気になるポイントではあったんですよね。
ただまぁ、完全に杞憂だったというか。心配してたってほどでもなかったんですけども、ホントに楽しそうにライブをする聖を観てそんな考えは一気に吹き飛びました。
ライブハウスという空間が大好きなんだなって気持ちがすごく伝わってきて、この空間に一緒にいられるってのが嬉しくなりましたね。
Pulse Factoryのライブのときにはフロアに出てきて一緒にサークル回ったり、かつての田中聖を考えると想像できなかった光景がいくつも見られて。
ゲストバンドのライブ中は横でしっかりと観ている聖はもうなんていうかアイドルでなければバンドマンって感じでもなくって、もうただの同じ一人のライブキッズでしかなかったんですよね。
ホントに、演る側だけじゃなくって観る側でも、ただただライブを楽しんでいる田中聖が印象的でした。
アイドル感はもはや消え去った
今回のツアーは、ソロ名義での1stアルバムEasterのレコ発ツアーでした。
復活の名を冠したこのアルバムは、田中聖というアーティストの復活であるとともに原点回帰と、そして進化を感じさせるアルバムでした。
アルバムからしてそうでしたが、ライブを観てしまえばもはやアイドル感はまったくないですよね。まぁKAT-TUN時代からアイドルっぽくないといえばそうなんですけども。笑
サウンドがロックバンドなら、ステージ上のパフォーマンスも完全にロックバンドで。
フロアもヘドバンしたり横モッシュしたり、アイドル然としたライブはもうそこにはなかったですね。
ラップもかなり取り入れてくれていて、相変わらずめちゃくちゃ上手で。なんというかすごく魅力的なボーカリストだなーって思います。
それでもどこか面影は感じる
ただね、立ち振舞はもう完全にロックシンガーだとしても、それでもどこかかつてのアイドル時代の面影も感じるんですよね。
聖ってなんというかいかつい外見に似合わず育ちの良さみたいなのがあって、なんか品があるんですよ。
MCだったり煽りだったりにもそれを感じるところもあって、どれだけロックになっても天性のアイドル感みたいなものは消えないんだなとも思いました。
表舞台にもっと出てきてほしい!
ジャニーズを抜けたってのもそうだし、そもそもが起こした事件のこととかを考えるとなかなかメジャーシーンにガンガン出てくるってのは難しいんだろうなとは思うんですけども。
それでも、正直なところ聖にはアンダーグラウンドは似合わないと思うんですよ。もっともっと表舞台に出てきてほしい。
Easterはホントにめちゃくちゃかっこいいアルバムだし、音楽的にもひっそりと演るにはもったいないしメジャーシーンにも通用すると思うんです。
もっと田中聖の音楽をみんなに聴いてほしいなって思うし。まずは気になってる人にはEasterをめちゃくちゃオススメしたい!
元KAT-TUNだとかアイドルだとかそんな先入観は一気に吹き飛ぶと思います。それだけの力のあるアルバムですもん。
まずはEasterを聴いてみて、そして良いなと思ったらぜひツアーに足を運んでほしいな。まだチケット残ってるライブはありますので。
田中聖の復活と、そしてこれからに期待していきたいなと思います。それではまたー。