連合だとかなんだとかしらねーけどさー、この時期になると毎年思うことだよなー。
上部団体のいいなり労働組合
今年もこの季節ですね、通称春闘。来年度の賃金だとか一時金(ボーナス)だとか、労働条件の改善なんかを会社と労働組合で話し合うわけです。
去年はベアベア騒いでましたね。アベノミクス~なんつって。
んでまぁ、これは去年の話。わたしの会社はたしかベースアップ6000円と一時金6ヶ月分で要求してたと思うんです。記憶は若干曖昧ですけど。
それで組合の方針の説明ということで職場集会が開かれて、意見があれば前向に取り入れていきますというのでいっちょ言ったるかと気合入れて発言したわけです。
わたしは今お金がほしいんでベースアップよりもボーナスをもっと増やしてほしいんですけど!
まぁ言い方はあれですけど、それくらいフランクな場なんですよ、うちの会社なんて。
でまたそれに対する組合からの回答がひっどいのよ。
ベースアップ額については上部団体から言われていて、所属している団体で足並みをそろえるためにこの額になっている。
だとさ。えええええええ?じゃあなんのために意見求めたのよっていう。
自分の意見が通るかどうかって話じゃないんですよ。組合の執行委員の方が選挙で選ばれたのももちろん承知してますし。
ただね、返答が気に入らない。ボーナスよりもベースアップを求める声が多い、とかって言われたならまだ納得できますよ。ああ、自分のが少数派だったのかって思うだけですもん。
でも、上部団体がこう言ってるから、ってのはないでしょうよ。組合員の意見よりも上部団体の以降のが大事なの?ってなっちゃう。
そりゃわかりますよ、上部団体あってこその労働組合だってのも。でもさー、組合が存在している意義って組合員のためでしょ?
上部団体のいいなりの労働組合にどんな存在意義があるの?って思った1年前でした。
毎年恒例の出来レース
そんな去年の会社からの回答はたしかベースアップ3000円と一時金6ヶ月でした。たしかに要求額が高すぎたのかもしれないんですけど。
だったらなおさら一時金多くなる方がよかったなーと思っちゃうんですけどね。結局のところ組合も会社とはズブズブなんですよ。
労働組合が会社に遠慮しすぎている。潰れてもらっちゃ困るのはそりゃそうだけども、それにしても本来は組合員側にいないといけない労働組合そのものが会社側に寄りすぎている。
別にアメリカがなんでも良いっていうわけじゃないけど、去年の西海岸の港湾のストライキしかり。会社どころか世界的に影響がでるレベルのストライキができちゃうのがアメリカの労働組合なんですよ。
アメリカのレベルになると会社が潰れようが知ったこっちゃない、潰れたらそれまでだ。ぐらいの勢いで労使交渉に挑みます。それくらいして労働条件ってのはつかみとるものだってこと。
ある意味では国鉄のスト並みに。あれこそぶっ潰れる勢いでそのままぶっ潰れたいい例じゃないですか?政治的な背景も多分にあるけれども。
つーことで組合はもうちょっとがんばってください。ぶっ潰すぐらいで挑んでいいと思うんですよ、どうせぶっ潰れないから。
本気で労働条件を改善していきたいと思うんだったら、その根拠である自分たちの頑張りに自信をもってやりすぎだろってくらいの要求をぶつけてください。たのんます。
ということでそれではまたー。以上、あぽかる(@apokaru)でした。