ネットワークビジネスは「友達」ではなく「影響力」を換金するビジネスであるということ

ネットワークビジネス
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一時期ネットワークビジネスをかじってたわたしですが、辞めたきっかけというといろいろあったのはそうなんですけど、結局のところ気付いてしまったからなんです。

欲の皮の突っ張った自分に気づいたってのもあるけれど。でもまぁそれだけじゃなくって、本質としてネットワークビジネスというものは影響力を換金するビジネスであるということ。トークの巧さだとか友だちが多いだとかはそれほど大事な要素ではないよねって。

あ、ちなみにネットワークビジネスってのは日本語て言うところのマルチ商法。紹介をとって、その人が商品購入に使った金額や紹介で稼いだ売上の何割かが収入としてもらえるってやつ。

ねずみ講とは厳密には違う。って言ってもねずみ講との違いってのは法に触れるかどうかってことしかないんだけれど。法律に関しては無限連鎖講の防止に関する法律

を参照。

でまぁよく言われるのが、ネットワークビジネスってのは友人関係、人間関係を換金するようなものだと。友達をなくすぞともよく言われます。

ここがね、わたしとしては厳密には違うんじゃないのかなって思うんです。

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あなたはどれくらいの人に影響を及ぼせるか

上に書いたようにネットワークビジネスは影響力を換金するビジネスだということ。影響力って言葉の意味は、他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力とのこと(コトバンクより)。この人の言うことなら信じられるだとか、この人にならついていきたい!とかそういうの。

つまりネットワークビジネスに求められるのって、どれだけの人に影響をおよぼすことができるのか、ってことなんです。

ネットワークビジネスに参加すると、大概は最初にリスト作りをさせられるんですよ。勧誘リスト。ここで真っ先に名前が上がってくるのが友人だったりする人はもうその時点でアウトです。

自分に影響力が足りないから、影響を与えられる範囲がせまいから。それこそ友人ぐらいにしか影響力を行使できないから、結果として友人関係を換金することになってしまうんですよ。

そんでもってこういう人は友達をなくすという結果にも繋がります。まぁそりゃそうだ、自分を金づるとしか見ていないような人とは付き合いたくないでしょうよ。

なのでまず最初に勧誘する相手に迷っちゃったり、親しい友人ぐらいしか声をかけられないって人はやめておいたほうがいいです。まず成功できないですから

ネットワークビジネスに最も適した関係性

ネットワークビジネスに求められる関係って、お互いどこまでビジネスライクになれるかどうかだと思っています。仲が良くてもいいですが、なにがあってもビジネスなんだから自己責任として捉えられる関係が必要なのです。

ただまぁ自己責任の押し付けが横行するのもこの業界ですけど。勧誘した人にもそれなりの責任があってしかるべきだと思うんだけどね。

仲間と一緒に成功できるだとか友達とするビジネスだとか、聞こえはいいですけどそんな生ぬるいもんじゃないんですよ、このビジネスって。

本質的には起業と一緒なんですから。簡単に稼げるようなものじゃあ絶対ないんで、仲良しこよしでできるビジネスじゃないんだよってこと。

ネットワークビジネスの商品はいい?

ネットワークビジネスの定番トークとして、商品がすごくいい!ってのがあります。

ぶっちゃけどれだけいいのかわかりませんが、ただ市販の商品が悪いのかって言ったらそれはまた違うってこと。ってか市販のモノは値段相応でしょうよ。

むしろネットワークビジネスの商品は単純に高い。それは会員の報酬が乗ってるからなんだけど、だったらその分をなくして安くしてくれよって感じよね。

その価値があるかどうかは人それぞれなんだけど、結局のところ好みの差でしかないってこと。良い悪いなんてのはどこまで行っても主観でしかないよ。

割高な分だけ損する可能性の高いビジネスでもある。誰かが損をする可能性のあるビジネスってのはわかっておいたほうがいい。それも結構な確率でね。

それともう一つ、その商品がどれだけ良くてもそれがあなたが成功できる理由にはならないってこと。

いいものだから売れるなんてことはよっぽどなくって、売れないことのほうがほとんど。だから結局はいかにして売るかってだけの話。商品は売らないよーなんて営業トークする人もいますが、むしろ売るよりも使わせるってことのほうがよっぽど難しいからね。

今の世の中、商品の質なんて良くて当たり前なんですよ。いいものってだけじゃあ売れない時代なんです。

影響力はどうやって伸ばすか

カリスマ性だなんて言葉がパッと出てきたけど、たぶん必ずしもそうではないと思う。カリスマ性ってのはそんなにいないからこそ希少価値があるのだから。

わかりやすいのはどういった人が信頼されるのかということじゃないかなと。人間的魅力だとかそういうの。

信頼に値する人というと、

  • 言動と行動に矛盾がない
  • 行動にしっかりとした理論がある
  • 嘘をつかない
  • 誠実である

といったところかな。

つまるところ、その人に対して疑う余地がないことが重要なのではないかと。

ただ、こんなのは深く付き合っていかないとわからないものなわけで、これらと影響力を結びつけるものが実績になるんだと思うんです。

実績というのは、上に書いたような信頼に値する要素が形になったものなんだと。

自分に当てはめてみるとやっぱりまだまだ。少なくとも人に信頼されるほどの実績なんてないし、影響力を及ぼせるってこともない。

ひとつひとつ信頼を勝ち取っていくしかないと思うんですよね。そのためには実績も必要だから、まずは目的をもってそれを成し遂げること。

これからどうなるかはわかりませんが、少なくとも今の自分には影響力なんてものはないからネットワークビジネスは辞めてしまった。とりあえずはこれが今の結論。人と会うのに疲れたってのもあるけど。

迷いもありましたからね。そんなんじゃあとてもじゃないが信頼には値しない。ということで今はまだコツコツと実績を求めていく時期だということです。またネットワークビジネスをやりたいとは思わないけどねー。

それではまたー。以上、あぽかる(@apokaru)でした。