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APOKARU POST

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日本で一番尖った文学賞ことメフィスト賞のおすすめ作品を紹介しようと思う

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わたしはメフィスト賞作品が大好きなんですけどね。メフィスト賞ってなんやねんって人もいるでしょうけど。

自称日本で一番尖った文学賞、それがメフィスト賞です。あくまで自称。まぁそれは間違いではないと思う。

尖り具合を自称するだけあって、たしかに他の新人賞とは一線を画した賞であるのは間違いない。

メフィスト賞とは?|webメフィスト|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部

メフィスト賞2つの尖り具合

持ち込みを制度化したものである

その一番の特徴が、持ち込みを制度化した賞であるということがまずひとつ。どういうことかってーと、

  • 応募期間がない
  • 編集者が直接読む
  • 賞金がない

ということ。

応募期間が無いため受賞に値する作品が出るまで賞は持ち越され、編集が気に入れば即出版へと繋がり出版された際の印税が賞金の代わりとなるわけです。

要は、持ち込みだとなんかハードルたけーって人に、賞として応募できる形にしてあるって感じ。この辺からしてすでに他の文学賞と一味違う。

ジャンルはエンターテイメント作品、ただそれだけ

尖り具合二つ目、募集作品のジャンルはエンターテイメント作品であるということ。

ミステリーだろうがSFだろうがファンタジーだろうがなんでもよく。面白かったら絶対に本になるっつー、非常にシンプル。

しかも、元々は原稿の文量についても規定がなく多いものでは原稿用紙換算で3000枚を超える作品もあったほど。

辻村深月さんなどは応募作の文量を受け入れくれる賞はメフィスト賞しかなかったことをメフィスト賞への応募を決めた理由の一つとしています。

今では原稿枚数の規定が原稿用紙換算で330~700枚程度に決められていて、ちょっと丸くなっちまったなぁって感じだけど。もっと尖り具合を追求していっていいと思う。

受賞作家はメフィスト賞作家とも呼ばれる

ジャンルの規定が無いためもうみんな尖ったものを作ってやろうと狙いまくってて、それこそ一作家一ジャンルとまで言われるほどです。ただまぁ、全体的にミステリーの傾向があるのはそうなんだけど。

とはいえね、歴代受賞作を見ても、本格ミステリからバカミス、ぶっとびミステリー、SFからライトノベル、さらにはタイトル当ての作品まで。

なんつーかよくネタが尽きねーなってくらいい、50を超える受賞作が出てもなお新たな試みが飛び出てくるのがメフィスト賞なのです。

他の文芸賞では出てこなさそうな作品がポンポンと出てくるのがメフィスト賞の一番の魅力なんだろうなーって思います。

わたしのおすすめメフィスト賞受賞作

つーことでこっからはオススメ作品を紹介。完全にわたしの独断と偏見です。

まぁでも、その面白さは保証しますよ、うん。

森博嗣 すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

ドラマ化、アニメ化もされた言わずと知れたベストセラー。S&Mシリーズ第1作。

代名詞とも言える理系ミステリィと、ぶっ飛んだトリックと、そしてタイトルの「F」の意味と。

キャラクター性も抜群で、もはやいうことのない傑作。

ちょいネタですが、舞台となっているのは愛知の離島、妃真加島。

架空の島ではあるんですが、現実にある日間賀島とよみは同じ。でもモチーフになっているのは佐久島。

日間賀島にも佐久島にもあんな謎の研究施設はありませんけどね。森さんのちょっとおちゃめなところですねー。

清涼院流水 コズミック 世紀末探偵神話

以前も紹介した、流水大説。JDCシリーズ第1作目。

www.apokaru.com

度々紹介したくなるぐらいにオススメしたい一冊。

この作品を応募した清涼院流水さんと、これに賞を与えた選考委員と、どちらも頭おかしいとしか思えない一冊です。

なんというか、ミステリーだとかそういったジャンルを超越した、それこそこれを許容できるのはメフィスト賞くらいしかないだろうなっていうのがモロに出ているそんな作品。

 殊能将之 ハサミ男

若干ネタバレ気味ではありますが、この手のジャンルの代表作によくあげられるミステリー。

この作品の衝撃は読んでみないとわかりません!この作品のトリックをしっかりと追えたなら大したもんですよ。

大胆なトリックと、緻密に作りこまれた仕込みと。タイトルからしてもう仕掛けがありますからね。あ、これもネタバレか。

 舞城王太郎 土か煙か食い物か

バイオレンス蠢く世界観。

まずその空白の見えない文量に驚かされるでしょう。これぞ舞城王太郎。

強烈なスピード感で、間違いなく読者は置いてけぼりにされます。

他では絶対に味わえない舞城ワールドがここにあります。

ミステリー要素はあっても、それを読者に解かせはしない。とにかく力技。圧倒的なまでに読者を顧みないその作風はデビュー作から完成していると思います。

 佐藤友哉 フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人

鏡家サーガシリーズ一作目。

ぞくぞくするサスペンス感と、いい感じに狂ったラスト。

最近では文学賞をもらったりする佐藤友哉さんですが、やはり原点となるとこの作品。

なんというか、遠慮がないんですよねこの人も。表現したいことがあったらとにかくそれに向けて突っ走る。

だからこそエンターテイメントとして成り立っているというか。そういった傾向は作品を出す度に強くなっていっている気がします。でも、その形はすでにここから出来上がっていますね。

 西尾維新 クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

戯言シリーズ第1作目。

この頃はすごくまっとうなミステリーを書いていました。そして青春ものとしてもしっかりと書き上げられています。

西尾さんにとっては間違いなくこの作品が原点で、戯言シリーズ以外の作品もある意味でこのシリーズの延長線上にしかないんですよね。化物語シリーズをとってもそれは変わらない。

それくらいにこのシリーズはつめ込まれているし、それだけのモノを込めて書かれたんだろうなと思います。

第一巻であるこの作品もそれくらいに詰め込まれ、そのうえで西尾維新さんらしさも全開で、ラストでしっかりと台無しにしてくれちゃいます。

こういうらしさが特に初期の頃はいい方向に作用してたんですけどね、最近は悪い部分になってもいますね。

 辻村深月 冷たい校舎の時は止まる

文庫で上下巻合計1000ページを超える大作。

デビュー作とは思えない作り込み。濃い心理描写はこの頃からしっかりと形成されていました。

作者の名前を使った登場人物だったり、かつてはミステリーのお約束でもあった読者への挑戦だったり。

ミステリー好きにはいろいろとたまらない仕掛けがあります。

とにかく力作だってのは、ページ数だけでも伝わってくると思いますし。そして実際に読んでみると長さを感じないんですよね。これはムダな部分がないってことです。

なんというか、一番最初の作品にとにかく詰め込みまくるのもある意味でメフィスト賞作家のらしさかもしれないですね。

 汀こるもの パラダイス・クローズド THANATOS

THANATOSシリーズ第1作。

ライトノベル風なテイストから繰り出される強烈なアンチミステリー

現代的な部分だとか、これまでのミステリーをある意味で小馬鹿にしているところもある。

古典的なトリックだったりクローズドサークルなんてのはもはや現代においては通用しない物が多い中で、それを真正面から笑いものにしているというか。

でもこれってそういった過去作へのリスペクトがあってこそですよね。そういったものを知らなきゃそもそもネタにもできない。好きだからこそ、自分の手にかけるみたいな。

とりあえずはこんな感じで。

少ない言い訳をすると実はこれぐらいしか読んでいないから。てへぺろ。

おいおい、こんだけしか読んでねーのかよって?まぁそうなんだけど。でも面白いからおすすめしたいのよ。だめ?これからももっと読むから!

読み終わったら随時更新していきますよー。うん。

それではまたーねー。以上、あぽかる(@apokaru)でした。